ラグ・カーペット
ラグ・カーペットはお部屋全体のテイストを左右する主役としての役割はもちろん、部分的なアクセントとしてのお洒落アイテムや、床の汚れ防止や防音などの暮らしを便利にすることもできます。是非あなたのお部屋にぴったりの1枚を見つけてみてくださいね。
ベニワレンラグとは、モロッコの原住民族で北部の山岳地帯に住む遊牧民・ベルベル族がベニワレンという地域で織った希少性が非常に高いラグのことを言います。
元々はベルベル族の女性が嫁ぐ際、婚約から結婚までの数ヶ月の間に家畜の羊毛から手織りで織り、家に入る際に持っていく、日本で言う嫁入り道具のような形で使われていました。そのためベニワレンのひし形模様には「家を守る」という意味が込められているんです。「家を守るために家族への思いを込めて織ったラグ」この背景を知るだけで、ベニワレンラグに対する見方や感じ方が変わってきますよね!
まるで何十年と使い込んできたかのような深い味わいのあるヴィンテージテイストラグ。その深みはお部屋をワンランク上の大人の空間へと変えてくれます。
ヴィンテージと聞くとお部屋に敷くのに少しハードルを感じてしまう方もいるかもしれませんが、実は他のテイストとの相性もバッチリで様々なお部屋に合わせることができるんです。北欧テイストやモダンテイストなど、是非お部屋に合わせてお洒落を楽しんでみてください!
「一人暮らしのワンルームの部屋・・・大きなものは置けないからラグはいらないかな」「お部屋の見た目を変えるだけならラグを敷かなくても良いかな」「でも床のままでは座ったときに痛いし・・・」
そんな風に一人暮らしのお部屋にラグを敷くべきか、そもそも必要なのか、悩んでいませんか?
実はラグや絨毯にはインテリアコーディネートだけじゃなく、お部屋をより一層快適にする役割もあるんです!
お部屋が広くなくても敷けるコンパクトでお洒落な機能性ラグを敷いてみてください。
フローリングの部屋であれば、ラグの購入を考える機会があると思います。
でも、「なぜ、ラグを敷くのか?」とラグの必要性に疑問を感じることってありますよね?おしゃれに見せるだけのアイテムだとしたら、ラグに必要性を感じない人も多いはず。そこでラグを敷くと、どんなメリットがあるのかをご説明します。
冬になると、「フローリングが冷たくて耐えられない」という経験をしたことはありませんか?床暖房機能のないフローリングは、想像以上に冷たいもの。特に、冷え性の女性であれば深刻な問題。
そんな冷え対策に、ラグが役に立ちます。いくつもの繊維が絡まって作られているラグには、繊維の間に空気がたくさん含まれており、断熱効果が期待できます。素材感のあるラグは、見ているだけで気持ちも暖まりますよ。発熱・温感機能のラグを敷けば、さらに冷え対策に効果的があります。
ラグは一般的に「敷くと暖かいインテリアアイテム」として知られていますが、冷感機能の付いたラグもあります。接触冷感生地を使ったラグを敷けば、触れた瞬間しっとりと冷たさを感じ、いつまでもサラッと感が続くので快適。冬は温感ラグを」「夏は冷感ラグを」と使い分ければ、ラグで手軽に模様替えもでき、過ごしやすい空間になります。
色鮮やかで素材感のあるラグには、「ゾーニング効果」があります。
ゾーニングとは、空間を視覚的・機能的に分ける計画のこと。空間デザインを考えるうえで基本になるものです。
たとえば、ソファの下にラグを敷けば、「ここはリビングスペース」と視覚に訴えることができます。ラグを敷いてゾーニング計画を行えば、空間がまとまってスッキリと見せることができます。ラグは面積が大きい分、敷けだけでお部屋の雰囲気をより一層引き立ててくれます。
模様替えで家具を引きずったり、重い物を落としたときに気になるのが、「フローリングの傷」ですよね。
ソファやイスを少しだけ動かしたいとき、「わざわざ持ち上げるのが面倒だから」と、力任せに引きずってしまい、フローリングに傷を付けた経験は誰しもあるはず。引きずらなくても、重い家具を長時間同じ場所に置いておくと、フローリングに凹んだ跡が残ります。
ソファやダイニングセットの下にラグを敷くことで、フローリングの傷や凹みから守ってくれますよ。
マンションやアパートの2階以上に住んでいる方は、「下の階に生活音が響いていないか」と気になったことはありませんか?音に関する隣人間でのトラブルは相次ぎます。小さいお子さんがいるご家庭では、特に気になる問題だと思います。
そこでラグの出番。ラグは繊維の間に空気を含むので、「歩行音」や物を落とした時の「衝撃音」をおさえてくれる機能があります。厚みがあって、パイル密度(繊維の密度)が高いラグほど、吸音性も高くなります。防音機能の付いたラグなんかもあります。
繊維の間に空気をたくさん含んでいるラグは、保温性だけではなく、クッション性にも富んでいます。歩行時の衝撃を吸収し、疲れにくく歩きやすくサポートする機能も備えているのです。
住宅内では「歩行性」を重視している家庭は少ないですが、「クッション性」はあると便利。座の暮らしで慣れている日本人は、イスやソファがあっても、気が付けば床の上に座る人も多いでしょう。そんなときに、ラグはクッション代わりに使えます。
複数の繊維が絡まってできているラグは、ホコリやゴミをキャッチし、ゴミが空気中に舞うのを防いでくれます。実際に、「ラグを敷いた環境」と「敷かない環境」を比較すると、ラグを敷いた方がゴミが舞い上がらなかった、という実験データもあるくらいなのです。
フローリングにラグを敷くことのメリットについてまとめます。
ラグは敷かなくても生活ができますが、あれば便利なインテリアアイテム。これだけの機能があるなら、フローリングの住宅への必要性は高まります。
お部屋に何か敷物を敷こうかなと考えたとき、ふとこんな疑問を持ったことはないでしょうか。「私がイメージしているものってラグ?それともカーペット?いやいや、小さ目だからラグマット?それとも絨毯?なんて調べればいいの??」
欲しいもののイメージがあるのに、それを正しく呼べているのか自信がない。
今回は敷物の呼び方について、欲しい敷物を的確に指し示すことができる ことを重視してご案内します。
ずばり!カーペットとラグの一番大きな違いは、サイズです。
ラグ【rug】
部屋全体に敷きつめるのではなく、ソファの足元など、床の一部に敷く厚手の敷物。◇「ラグマット」ともいう。
部屋の中で部分的に敷く、比較的小さいものをラグ(=ラグマット) と呼びます。
それに対してカーペット(=絨毯)は、部屋の床に合わせてぴったり敷き込むものと考えてください。
実のところ、ものすごく大きいサイズのラグが存在していたり、足元にちょこっと敷くだけのものにカーペットと名前が付けられていたり、実生活を鑑みるとその呼び方にはかなりの曖昧さがあります。
別にラグをカーペットみたいに使ったり、その逆をしても良いのです。
しかしながら、いざ購入を考えたときに、「ラグ」で検索をするか「カーペット」で検索をするか、本当に欲しいものにダイレクトにたどり着けるかどうかは変わってきます。求めているものに早くたどり着くには、それが「ラグ」なのか「カーペット」なのかは区別したほうが賢くお買い物ができます。
ソファや机の足元に敷く「ラグ」。インテリアがオシャレになるだけでなく、フローリングの傷やからだの冷えを防止するなど大切な機能がたくさんあります。
「ラグを敷きたい!」とはいえ、カーペットよりもデザインが豊富で、形状・サイズ・柄などもさまざま。どうやってお気に入りの1枚を見つければいいのか、分かりづらいものでもあります。そこで、「ラグってどう選べばいいの?」とお悩み中のあなたへ。プロが教えるラグ選びの順番&ポイントを紹介していきます!
ラグ選びで失敗しないための秘訣「3ステップ」です!では、くわしくお話ししていきますね。
まずは、自分の好きな部屋をイメージしてみましょう!
インテリア初心者はすぐに商品を選びにいきがち。でも、その前に部屋のイメージをはっきりさせておけば、ある程度の数まで絞ることが可能です。
日本の家は賃貸が多く、ホワイト系の壁紙でナチュラルな色の床材がほぼ9割を占めるといわれています。そこで、初心者向けにおすすめなのはスウェーデンやフィンランドで多く見られるインテリアスタイル「北欧ナチュラルスタイル」。
これをベースに、
のどちらかにもっていきましょう。要するに、
ということですね。
ちなみに、インテリアスタイルの種類は、北欧のほかにもモダン・和風・カントリーなどがありますよ。部屋のイメージを決めるときは、「自分の好きな雰囲気」を最優先させてください。すでに部屋にある、木目の床や開き戸のドアなどをそのまま活かせるものでもOK!ポイントは「楽しみながら考えること」です。
次に決めたいのがラグの役割。部屋のインテリアの中で、ラグをどのような位置づけにもっていくのかを考えます。
売れ筋の良いカラーは、薄いグレー・アイボリー・ベージュ系。少しくすんだ感じのグリーンやブルーなども大変人気です!部屋の中で大きな面積を占めるソファーやラグは、どちらもメインカラー的存在。でも、ソファーにくらべて季節感や気分でチェンジしやすいのがラグの魅力です。人間は自然界の状態に近い色を好む傾向があります。地面が濃い土の色、空が明るい水色や白。これらを参考にすると、床にあるラグはソファーよりも下にあるので少し濃いめのアースカラーにするとGOOD!部屋がしまって見えますよ。
また、ラグのさまざまな柄やデザインも、ベースカラー・アクセントカラーのどちらとして目立たせたいのかを考えましょう!
最後に、違和感がないかを想像しながらリストアップ!楽しみながら好きなものをえらぶのが個性です。
ラグは、色やデザインのほかにも肌ざわり・価格・機能などいろんな種類があります。実際に使ってから後悔しないためにも、それぞれの特長を少しだけ覚えてからラグを選びましょう!主な種類は以下の4つです。
もともと、ラグは靴文化のヨーロッパから来たもの。土足で踏むことを想定して、耐久性に優れたループタイプを中心に生産されてきました。ラグの上に寝転ぶなんてことはなく、ホコリが舞い上がらないように吸着させるのが目的なんです。
一方、素足や素肌などラグに直接触れることが多い日本では、肌ざわり重視の素材がマッチ。ヨーロッパで高級なものは、ラグの上で寝そべりたいという日本人独特の使い方には合わないんです。
では、それぞれの種類を見ていきましょう!
毛先をカットせず、輪状のままのループタイプ。ラグ・じゅうたんの原型というだけあり、ヨーロッパの土足文化にそって耐久性が重視されています。その分、価格はやや高め。柄のデザインは豊富で幅広いイメージとマッチしますが、寝転がる日本のリビングとの相性はあまり良くないと思います。
植毛のように、毛足を植えていくシャギーラグ。肌ざわりがふわふわ&やわらかなものが多く、日本のリビングとの相性もGOODです。髪の毛よりも極細のマイクロファイバーを使ったラグは、ヨーロッパなど海外でも高評価。無地のバリエーションは豊富ですが、柄物は少ないのが残念です。
綿やウールなどの素材を手織りの織機で織り上げたラグ。自由なデザインが持ち味で、ナチュラルなオシャレ感が演出できます。熟練技をもつ職人さんによる手作業なので、大量生産ができず少しお高め。近年、インテリアの感度の高いヨーロッパでもよく使われています。
フランネル生地と中綿をくみあわせたラグです。クッション性があるので、コタツの下やホットカーペット・床暖房の上に敷くのに最適。足音が床にひびきにくいのも魅力です。コストダウンのために生地のボリュームを中綿でおぎなっており、安物感が否めないのが難点。プリントできるので柄のバリエーションは豊富ですが、高級感を出すには限界のある工法です。
オススメなのは、マイクロファイバーなど手ざわりの良い素材を使ったシャギーラグや、綿などの天然素材を使った手織りのいずれかです。
ループタイプは、ヨーロッパからの長い歴史があるだけあって、色んなデザインや種類のものがあります。でも、日本人の独特の使い方には不向き。フランネル生地ではなかなかオシャレな部屋が作れないので、ここではオススメできません。
日々の清潔をキープするためにも、お手入れ方法を確認しておきましょう。
よく、洗濯機で「丸洗い可能」と記載されるラグを目にしますよね。これについてのウラ話をしていきます!
「丸洗い可能」と言う表記が決してウソをいっているわけではありません!ただ、
上記2点のことに着目してほしいのです。
「丸洗い可能」の記載がないラグには、実は高いスペックの糸や生地で丸洗いできても、分厚くて洗濯機に入らないという場合があります。
また、丸洗い可能の記載があっても、種類によっては(特に中綿タイプ)ラグの内部の菌までは死滅できない場合が。むしろ、中が見えないので不衛生になっていても気づかないおそれがあります。
ラグのお手入れは、
これらが基本で、菌やダニにも1番効果があるでしょう。
もちろん、洗濯をしてからやる方が高い効果が期待できます。でも、丸洗い可能なラグのなかには、実物がかなり大きく乾燥に時間がかかるものもあるため、実際のお手入れは掃除機だけというご家庭が多いんです。
日々のお手入れのしやすさを重視したい人は、丸洗い可能なものが良いかもしれません。ただ、オシャレさを重視したい人は「丸洗い可能」にとらわれず、デザインや素材を優先させても良いんです。
丸洗い可能なラグでも日々のお手入れは掃除機だけで十分ですし、年末大掃除などときどき洗って干して叩けばOKです。心配なら、市販の滅菌スプレーなどをかけておくのも良いでしょう。
丸洗いできないラグでも、部分的に洗えるものがあります。たとえば、飲みものをこぼしてしまった場合でもその部分だけ洗ってしっかりと乾燥させればOK!ただ、水洗いできないラグには注意です。