グレー/ブラック系ラグ・カーペットの特徴

グレー/ブラック系のラグは、海外インテリアのように洗練された雰囲気が出せるるだけでなく、どんなインテリアにも馴染むことができるので、初心者から上級者まで誰にでも使いやすい定番のカラー。しかし、いざ選ぶとなると「無難なインテリアになりそう…」などと迷ってしまい、どれを選べばよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。一言でグレー/ブラック系と言っても、濃淡や含まれる色味の微妙な差でお部屋の印象が大きく変わってきます。

近年はさまざまなニュアンスのあるグレー/ブラック系のラグが増え、洗練されたラグとして評価が高まっています。今回は、そんなグレーのラグを選ぶときに知っておきたいポイントを交えつつ、厳選した上質なグレーのラグをコーデ実例付きでふんだんにご紹介します。グレーのラグをお探しなら、ぜひ参考にしてくださいね!

 

グレーラグは濃淡や含まれる色味の差で印象が変わる

 

グレーは、「柔軟色」「沈静色」の性質を持っています。明度が高いほど「白」の、明度が低いほど「黒」の印象が加わります。グレーのラグは、濃淡や色味の差のバリエーションが多く表情豊かに洗練されたイメージを与えてくれます。

例えば、淡いグレーのラグを使ったインテリアは、ふわりと温かな印象が強いです。年代問わず心地よく感じる色合いです。一方で、ほとんど黒に近いダークグレーのラグだと、重厚で高級感がある印象が強いです。モードな雰囲気が欲しい人に人気の色合いです。グレーといっても濃淡でお部屋の印象がガラリと変わりますので、インテリアの雰囲気に合ったグレーのラグを選ぶようにしてください。

 

グレーが持つ色の軽さと重さを考慮する

 

どんなインテリアにも馴染むグレーを、お部屋のベースカラーのほか、ソフャや他のアイテムでも取り入れる方も多いのではないでしょうか。グレーのラグを他の家具と組み合わせる場合、「色の軽重感」の点からも選ぶようにして下さい。一般に、明るく淡い色は軽く、暗く濃い色には重く感じる効果がありますが、重みのある暗い色が下方になるように配置することで、空間にどっしりとした安定感が増します。

例えばこちらのお部屋のように、ベースカラーは白でグレーのアイテムを組み合わせる場合、グレーが持つ色の軽重感に従って、ラグのグレーをソファよりも少し暗めのグレーにすると、ぐっと落ち着いた印象になります。色の軽重感を意識するだけで垢抜けた空間に仕上げることができます。

 

床色との組み合わせで印象が変わることも

 

グレーのラグを取り入れる場合、ソファやテーブルなどの家具の色と合わせることはすぐに浮かびます。しかし、床の一部分として使用されることの多いラグは、床色との相性も考慮しないといけません。

例えば、ダークブラウンの濃い色の床に、明度の低いダークグレーのラグにすると、重厚感がありますが、お部屋全体が暗めの印象になります。一方で明度の高いライトグレーのラグにすると、明るく開放感があります。空間が暗くなりすぎないようにライトグレーのラグで明るさを演出してくれます。

30畳以上の広い部屋であれば別ですが、一般的には床色が濃い色の場合にラグの色まで濃くしてしまうと、部屋がかなり暗くなってしまいます。自分のお部屋をどういう印象にしたいかを思い描きつつ、グレーのラグと床色をコーディネートすることが重要です。