チェアの基礎知識

■チェアの基礎知識

部屋作りをする上で欠かせないインテリアの1つであるチェア、誰もが置くものであるにも関わらず、意外と知られていないことが沢山あります。お部屋の隠れた主役と言っても過言ではないチェアを何を置くかによってお部屋の雰囲気は大きく変わってきます。
そこで意外と知られていないチェアの種類と正しい選び方、またそれらを活かしたお洒落なコーディネート例などを踏まえてご紹介していきます。
 

■チェアの種類

−リビングチェア

リビングルームでソファを置くのはちょっと大きすぎる…という人もにおすすめなのがリビングチェア。主に1人掛け用でソファのように重く大きくもないため、気軽にリラックス空間を手に入れることができます。
 
 

−ダイニングチェア

 
ダイニングチェアとは名前の通り、ダイニングスペースでテーブルとセットで使われるもので、主に食事の際に使用されます。長時間座るわけではないため、クッション性や機能性などよりもテーブル下に入るスリムさなどを考慮して作られています。
 
 

−スツール

 
スツールとは、背もたれの無い簡易的な椅子のことをいいます。軽く持ち運びがしやすく、形も様々であるためキッチン仕事の休憩用や玄関用などに多く使われています。最近ではスタイリッシュな物が多く、雑貨を飾るインテリアとしても使われることが増えています。
 

−座椅子

 
座椅子は脚が無く床に直接置くスタイルのチェアのことを言います。コンパクトでかさばらないだけでなく、多くの場合リクライニング機能が付いているため、ゆったりと寛げるようになっています。和室や一人暮らしのコンパクトなお部屋などにとてもおすすめのタイプです。
 

−ベンチ

 
ベンチと言えば公園や公衆ベンチを想像される方が多いかと思いますが、室内用ベンチの人気も高くなってきています。椅子と違い詰めて使えば座る人数に応用がきき、スタイリッシュで重苦しくないためお洒落に見せることもできるため、インテリア性にも富んでいることが人気の理由です。
 

−アウトドアチェア

 
ここ数年ブームとなっているキャンプや、ベランピングなど家の外で寛ぐ機会というのもどんどんと増えてきており、そんな場で活躍するのがアウトドアチェア。主に簡易で折り畳みができ、車に載るサイズ感で設計されています。
 
 

■チェアの選び方

−使用シーン

チェアの種類を見てもわかる通り、チェアはあらゆる場所で使うことができるため、「どこで」「何のために」使いたいのか、使用シーンをハッキリとさせることが重要になります。それにより必要なサイズ感や機能が全く異なってくるため、まず第一に考えてみましょう。
 
 

−素材

チェアの種類も豊富ですが、その中にまたそれぞれ異なる素材が使われています。素材により機能性や特徴が異なるため、使用シーンに合った素材を選ぶことが大切です。
 
 

●ファブリック

ファブリック(布)はカラーバリエーションが豊富で、様々な質感のものがあり、多くの選択肢から選べることや比較的安価なことが特徴です。一方で汚れやダニに弱いことがデメリットに挙げられます。 ただし、撥水加工がされたタイプや、カバーを外してクリーニングができるタイプなどもあるため、しっかりとチェックが必要です。
 
 

●レザー

天然皮革は柔らかくて肌触りがよく、高級感が感じられるのが特徴です。使い込むことによって、深みのある色合いになるとともに柔らかさも増していくなど、経年変化を楽しむことができます。また、耐久性が高いこともレザーのメリットです。ただし、直射日光やヒーターの熱などに弱く、長時間あたるとヒビ割れを起こしやすいことがデメリットに挙げられます。
 
 

●天然木

チェアに限らず天然木は家具には多く使われており、温かみのある人気の素材となっています。デザイン性が高く高級感が生まれるのも大きなメリット。ですが素材自体が重いため、チェアも重くなりやすいのがデメリットと言えます。またクッション性も無いため長時間座るようなシーンには向かず、使う場合にはチェアクッションが必須になります。
 
 

●合成樹脂(プラスチック)

インテリアに限らずメジャーな素材であるプラスチック素材。安価であらゆる形を作れるため、チェアでも多く使われています。価格面やデザイン性が大きなメリットである一方で、耐久性に劣るのが大きなデメリットと言えます。
 
 

−背もたれ

意外と見落とされがちなのが背もたれ。「背もたれなんて見た目が良ければ何でもいいでしょ」という方も多く、シーンによってはその通りではありますが、体重をかけて座るチェアにとって背もたれはとても重要になります。
 
 

●ローバック

最も一般的なタイプ。背もたれが肩と背中の中間あたりの高さにあり、座る時は背もたれに寄りかからず自立していたいという方におすすめです。
 
 

●ハイバック

背もたれが頭の高さまであるタイプ。背中全面をカバーしてくれるため、フィット感に優れ全体重を預けることができるため、リラックスして過ごしたいリビングチェアなどにおすすめです。
 

●ミドルバック

ローバックとハイバックの中間のタイプ。寛ぎすぎず、自立もしすぎないダイニングチェアなどにおすすめです。
 
 

■チェアのコーディネート例3選

《コーディネート例1》

TOCOstyle No.224 @uni___room さんのお部屋コーディネートのご紹介です。

 

大人気のデザイナーズチェアのイームズ。ダイニングやワークスペース用に使われる方が多い中、ウッド調のモダンなデザインを活かしてインテリアとして使ってあります。コンクリートの壁や観葉植物とも調和してとてもお洒落な仕上がりになっています。

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《コーディネート例2》

TOCOstyle No.218 @kokimi_home さんのお部屋コーディネートのご紹介です。

 

コンパクトでスタイリッシュなスツールチェアを、インテリア要素を持たせたデスクチェアとして使用しています。座面をクッション性のあるタイプにすることで、簡易なスツールも座り心地の良いチェアとして使用することができます。

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《コーディネート例3》

TOCOstyle No.172 @koromi0122 さんのお部屋コーディネートのご紹介です。

 

キャンプやベランピングなどで使用される折りたたみ式のアウトドアチェア、実は家の中でインテリアとして使うこともできます。こちらのお部屋ではロフトスペースを室内キャンプスペースとすることで、お家の中でアウトドアを感じることができるようになりますよ。

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■おすすめのチェア5選

 

ラタンの曲線美を活かしたすっきりとしたデザインのアクセントチェア RACHEL

 

ラタンの曲線美を活かしたすっきりとしたデザイン。サイズも大きすぎず、アクセントファニチャーとしてインテリアに映えます。窓際に置いて陽の光を浴びながらのんびり過ごす時間などにぴったりです。

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時代を超えて指示されるイームズ風のスタイリッシュな万能チェア ELM

 

時代を超えて指示されるイームズ風のスタイリッシュな万能チェア。木の温もりを感じる北欧風のデザインと美しい曲線が魅力のポイントです。ネジを取り付けるだけのカンタン組み立てで届いてわずか5分程度で使用できます。カラーはどんな部屋にも馴染みやすいブラウンとアイボリーの2色展開。

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座ると自然に姿勢を意識できるコンパクトな日本製リクライニングチェア LASK

 

座ると自然に姿勢を意識できる、コンパクトな日本製リクライニング座椅子。背もたれは14段階にリクライニング可能。床での利用はもちろん、椅子やソファに合わせて利用できます。ふわふわの起毛生地で離れられなくなる触り心地です。

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圧迫感が無くカフェのようなロースタイルのダイニングベンチチェア MILD

 

カフェのようなロースタイルのダイニングベンチチェア。背もたれがないベンチは圧迫感がなく、お部屋を広く見せてくれます。座面はふんわりとして座り心地のボリュームと安定感のある座り心地。天然木とファブリックにぬくもりを感じられるデザインです。

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天然木アカシア材を使用したアウトドアローチェア CHELSEA

 

骨組み部分に天然木であるアカシア材を使用したアウトドアローチェア。大自然の中で、大自然の素材を使用したチェアでゆっくり時間を過ごすことは、これ以上無い贅沢と言えるかもしれません。シンプルなデザイン性のため、キャンプなどで使うのはもちろん、トレンドとして注目されている家のインテリアとしてアウトドア用品を取り入れるのにもピッタリです。合わせるテイストを選ばないため、シンプルはもちろんのこと、モダンやヴィンテージテイストなどにもよく合います。

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